AMATERASU

東京都千代田区 　看護師 　Y. M.  様

 　私が原崎先生と最初に出会ったのは、先生が看護師として勤務されていた病棟に私が配属された時のことでした。病棟で初めてお会いした看護師が原崎先生で、深夜勤で朝食の片づけや配薬などで忙しそうにされていました。名前を名乗った後、少し戸惑っていると、「荷物はここに置いて、待っていてください」とてきぱきと指示をされ、その後すぐ業務に戻っていかれました。この時は、この先ずっとご縁があるとは思ってもみませんでした。

 　その病院は都立の高齢者向けの施設で、業務は煩雑で、忙しい毎日でした。先生には仕事やそれ以外の相談事を沢山した記憶があります。一緒に勤務したのは約三年間でしたが、印象的なエピソードはいくつかあります。勤務前に、「ここ痛いでしょ」とか「眼どうしたの」とか、何も言ってないのに、指摘されました。先生は、私の体調が優れないことがわかるようで、何で知っているのかなぁ、と思うのですが当たっているので不思議でした。そのうちに自分の色々な事をずばりと当てられてしまうので、いったいなぜなのかと、先生に対する関心がどんどん高まってきました。

 　また、先生は看護研究の仕事も担当され、病棟のスタッフに説明しながら協力を求めて実施し、業績を上げられていました。看護記録に関しても、皆の協力を得て記録の統一などの改善に尽力されていました。決して、威圧的な口調でもなく、必要な事を淡々率先して行い、みんなを巻き込んで実践されていました。そしていつの間にか仕事を終えて帰っていかれる印象でした。私は、どうしたらあんな風にできるのかなと、思って見ていました。仕事の上での尊敬以外にも、時々全てを見透かされているかのように、「こうでしょう」とか何も相談していない事まで当てられるので、ますます先生のことを信頼するようになりました。

 　原崎先生が病院を辞めると聞いたときは、とてもショックで、残念で仕方ありませんでした。その後何か月かして、先生が患者さんのお見舞いに来られたときに、病室で再びお会いすることができました。「半年経ったら、いらっしゃい」と声をかけていただき、とても嬉しく思いました。実際には半年経つ前に、体調が悪くなったので、先生に連絡して伺うことになりました。これが、定期的に先生の所へ通うきっかけでした。

 　ある日、勤務前に更衣室に向かう地下への階段を下りていると、ヒールの踵が引っ掛かり、そのまま前転して落ちてしまいました。とってもゆっくり回転しながら落下し、タイルに叩きつけられましたが、当初は左足の外反母趾のところの痛みだけでした。大丈夫だと思い勤務しましたが、夕方になると足がひどく腫れてしまいました。まず先生に連絡したのですが、勤務先の病院で診てもらわずにそうしたのは何かおかしい気もしました。ですが、レントゲンでたとえ骨折がなくても、足を固定されて勤務できないことになることが嫌だと思ったのです。先生は「仕事が終わったら気を付けていらっしゃい」と、私の足の状態がわかったようでした。その日のうちに、先生に足を診てもらい、湿布をして3日後には靴も履けるようになり、仕事も欠勤する必要がありませんでした。

 　その後も、父が亡くなる前後には、大変お世話になりました。「新しいことが起きるけど、大丈夫だから」と、まるで予言するかのように言われました。それ以外にも家族のことなどを相談しました。このようなエピソードを誰かに話しても、ただの不思議な体験とか、宗教じゃないかとか、誤解をされるのも本意ではないので、理解できない人には話さないようにしています。

 　先生は、相談事や悩みに対して、ごく常識的な範疇での解答をしているように思います。一般的に人は、忙し過ぎたり、体調が優れないと、なかなか正常な判断が出来ないことがあります。また考え方の間違いから、体調を崩すこともあり、心身ともに健康であることの重要性を痛感することが多いです。相談者の理解度に応じて、段階を踏まえてわかり易い例を引き合いに出して話をしてくださいます。それは、自分の仕事や環境にのみ当てはまるのではなく、色々な事に通じる本質であり、普遍的なものであると感じることが多いです。他の相談事も、同じ考え方をしていけばいいのだとだんだん思えるようになりました。

 　多くの方が、色々な相談や健康に関することで先生のもとを訪れていると思います。私以外にもサロンに通う皆さんが自分のあるべき理想の姿を求めてアドバイスをいただいて実践されているのだと思います。これからも先生のご指導を受けていくつもりです。今後もよろしくお願い致します。